育児書を読み漁ると余計不安になっちゃいます。まずは身近な先輩ママと井戸端会議してみましょう!!でも手元には一冊、子どもへのまなざしを。
こんにちは!
昔から本が大好きな私ですが、参考書やハウツー類があまり得意ではなくよほど興味のあるものか著者に好感がもてるものしか読めません。
幼少期からムーミンに出てくるミイに似ていると言われ続けているひねくれもののため、(管理人ネームは実はここから来ていたりしてψ(`∇´)ψ)こうするべきだ!こうしなくてはいけない!と上からものを言われるとついつい斜めから見てしまうのです。
そんな私ですので育児書も例外ではありません。むしろ憤りさえ感じるものもあります。
特に育児に関しては子どもやお母さんは十人十色!
それぞれの子どもやお母さんの性格があって、生活スタイルがあって、その中で子どもの成長を見守り、手助けし、それ楽しんでいくのが育児です。
それなのに育児書の中には、何歳までにこれをさせよう、これを食べさせるといけない、頭をよくするにはこうするべきだ、字を早く覚えるには、トイレトレーニングを効率よくやるには、なんてたいした根拠もなさそうなことがもっともらしくツラツラと書いてあるものが多々あります(*`へ´*)
それらは子どもを育てる母親父親たちの不安を煽り、子どもを所有物化させるのを促しているかのように感じてしまいます。
本来なら育児に不安を感じるお母さんたちを専門家が励まして勇気付け、自信をもたせてあげるための育児書がお母さんたちの不安を煽ってどうするんだーーーーヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
保育園や幼稚園などのコミニティーに属さない第一子の赤ちゃん期の母たちは、身近に相談できる相手も少なく、子育てに多くの不安や疑問を抱えている人がたくさんいます。
そんなときに頼るのが育児書だったりネットの情報だったりするのですが、たまたま手に取った本が上記のようなものだと不安が増長し、本来大切にすべきことを見失ってしまいます。
子どものことになるとなかなか冷静に判断出来なくなってしまうのが親ですからね。もっともらしくこうすべきだ!こうしなきゃだめ!なんて言われたら素直で真面目な方ほど追い詰められてしまうんです。
私の友人でも真面目で勤勉な人ほど育児書を読み漁って、なんの宗教に入信したの?というほど変な習慣を子どもにさせており、それが原因でご両親と揉めてしまった人、本によって真逆のことを言っていてどっちが正しいか分かんない!!とパニックになってしまう人がいます。
そんな友人たちに育児相談されたとき私は、
育児書を読む前に疑問や不安はまず信頼できる身近な子育ての先輩に相談しよう!
と言う事にしています。
それは的確なアドバイスをもらうためではなく、自分が感じてる不安や疑問は最初は誰でももつもので、あまり心配しなくていいのだということを実感してもらうためです。
また人に話すことで、頭の中が整理できてスッキリもしますしね。
そう、赤ちゃんの育児中って
最近パパ以外の大人と話ししてない!!!Σ(゚д゚lll)
ってことがよくあるんです。
そんなパパが仕事で忙しかったりして、すれ違いの生活でろくに話もできない何て事になれば本当にママは孤独です。
ついつい育児書やネットの情報を覗いてしまいます。そしてそれが本当に正しいのか冷静な判断も出来ず、誰にも相談もできず強迫観念にかられてしまうのです。
そんな負のスパイラルに陥らないためにも、育児の先輩や同じくらいの月齢の子を持つママさんと育児あるあるやパパさんの愚痴(!?)をちょっと話してみてください。
不思議なくらい本当に気持ちが楽になるんです。
※ここで注意したいのは、話して気疲れしてしまう関係の方はNGです。それだったらいっそ保健師さんや育児相談のボランティアの方のほうが効果的でしょう。
と、ここまでかなり白熱して育児書批判をしてきてしまいましたσ(^_^;)
世の中にはそういった育児書が溢れているのが事実ですが、今回私が皆さんにお伝えしたかったのはそんな育児書のいうことは間に受けずもっと大切なものがあるよね!ということ。
それでもやはり何か指針がないと不安。。。と言う方に読んでいただきたい本があります。
乳幼児相手のお仕事をしている方であれば知らない人はいないであろう、児童精神科医の佐々木正美先生の代表作 ◆子どもへのまなざし◆ です。
はっきり言ってこの本さえあれば世の育児書はいらないんではないか、と思います。
行き過ぎた発言ですね。ごめんなさい。
20年以上前の著書ですが、いつの時代でも子どもと関わる上で最も大切な子どもとの信頼関係を構築すること、思いやりを育むことが思いやりに溢れた文章でわかりやすく明確に暖かく綴ってあります。
私がこの本と出会ったのは10年以上前のこと、大学で児童心理学と発達心理学を学んでいた頃です。
その頃は保育者の観点から読んでいたのですが、4年前、母親となって少し落ち込んでいた頃、読み返し涙が溢れました。
佐々木先生は母親や保育者の立場を心からご理解されていて、その暖かい言葉に本当に勇気付けられたんです。
目から鱗!!!という目新しい情報が記載されているわけではなく、ごくごく当たり前のことなんですが、本当に大切なことを不安やストレスで見失ってしまったときに読むとハッとさせられるんです。
そしてこの本を読み終えると、子どもが前以上に愛おしく、自分の心が優しくなっていることを感じられます。
様々な情報が溢れる現代社会で便利になったはずなのに、情報を選び違えて大切なことを見落としてしまっている人が多くいます。
育児においてもその責任がとてつもなく重い分、そういった間違いが起きがちです。
そうでなくても子どもと生活していると、
うちの子はまだあれができない、これができない、やればできるのになんでやらないの!何度同じことを言えばいいの!?キーっっo(`ω´ )o
なんてことになってしまうこともありますよねσ(^_^;)
もちろん私も多々あります。。。
そんなときに根本的なところへ戻してくれる、そんなこの本を一冊、世の中の育児に悩むママさんたちに御守りとして手元に置いてほしいな、と思いご紹介いたしました。